実習生について(礼状と感想)
匿名 |
---|
設定保育を通して、年齢や月齢が違う子ども達が楽しめる遊びを考える事の難しさを実感しました。
また、子どもそれぞれの遊びの楽しみ方があり、そこから生まれる新たな遊びが広がっていく姿を見て、子どもの想像力の豊かさに驚きました。
全員の子どもが楽しめるように、その場に応じて臨機応変に対応していくことが大切なのだと学びました。 この10日間、職員と子どもの築かれた愛着関係や信頼関係の凄さを感じる日々でした。施設で過ごす子どもたちにとって、職員の方々は、安心できる存在で、 その人がいる空間で過ごすからこそ、ありのままの自分を出すことができるのだと考えます。 私は、職員の方々と子ども達で作りあげられた生活の場に入らせていただき、子ども達がとても幸せそうに過ごす姿をたくさん見ることができました。 これは、職員の方々が、日々子ども達の様子の引き継ぎを行ったり、助け合いから生まれる連携があるからなのではないかと考えます。こんなにも、 子どものことを愛し大切にされている方々と出会い、関わらせていただき、人を愛することの素晴らしさを改めて実感することができました。 10日間本当にありがとうございました。たんぽぽホームに入った初めの頃は、とにかく元気いっぱいの子ども達に圧倒され、疲労がありました。しかし、 だんだん一緒に過ごしていく中で、たんぽぽホームの子ども達、職員の方々の思いやりのある行動に、心が温かくなっていきました。おもちゃの取り合いも沢山ありましたが、 きちんと「ごめんね」が言えていたり、泣いている子どもをヨシヨシする子どもがいたり、「ギュー」と抱きしめる子どもがいたりと温もりのある生活の場に入らせていただき、 本当に幸せでした。言葉にはできないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。 |
大阪青山大学 子ども教育学科3年 藤原 希 |
---|
拝啓 年も改まりましたが、例年にない寒さが続いております。皆様、お変わりなくお過ごしでしょうか。 昨年は、施設実習を受け入れて下さり、お忙しい中十日間にわたり毎日丁寧にご指導いただき、ありがとうございました。 また、新型コロナウィルスを含む感染症対策も大変な中、とても貴重な経験を得ることの出来る機会を設けて下さり、ありがとうございました。 心より感謝申し上げます。 十日間という、とても短い期間ではありましたが、子ども達の生活の場である事や、そこでの子ども達の姿、職員の皆様と子ども達との関係性等、 とても沢山の事を学び、考える事が出来ました。 少人数のホームの中で、職員の皆様が常に子ども達を温かく見守り、丁寧に関わる事で、子ども達にとって、 職員の皆様は安心する事の出来る存在でいらっしゃる事を何度も実感しました。 その上で、子ども達にとっての最善の利益を考え、配慮や援助に繋げる事や、職員間の連携を細かく丁寧に毎日行う事の大切さに気付く事も出来ました。 この様に、沢山の事を学び沢山のものを得る事が出来たのは、毎日丁寧に振り返りをして下さり、 寝かしつけやセカンドステップの見学等様々な経験をする機会を与えて下さった皆様のご指導やご配慮によるものであると感じております。 振り返りでは、毎日私が悩んでいる事や困った事、気付きや質問をお伝えすると、全て受け止めて、ホームの子ども達の特性も踏まえながら、 具体的にご指導して下さる事で、明日のめあてや子ども達一人ひとりに対する配慮や援助も考える事に繋がりました。 特に年齢が上の子が、年下の子のお世話をしている時に、年下の子の前で上の子に認める声掛けを行う事や、 子ども達が自分の意志で物事を決める様、導く配慮を新たに学ぶ事で、実習での過ごし方を見直すことが出来た様に思います。 まだまだ未熟ではありますが、ガーデンロイやマリアホームでの経験を通して得た事、学んだ事を忘れず、これから先も励んで参りたいと思います。 また、この十日間で改めて感じた、将来子ども達と関わる職業に就きたいという思いを大切にします。 極寒の候ではございますが、皆様の健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。 敬具 |
子ども達に向けて |
マリアホームのみなさんへ お 12 それでは、
|
関西学院大学 教育学部2年 龍野里々香 |
---|
拝啓 春風が快い季節となりましたが、お変わりございませんか。 この度はお忙しい中、十日間にわたり、施設実習の機会を与えて頂きありがとうございました。 実習に来る前は、子ども達と上手くコミュニケーションを取る事が出来るか、子ども達に受け入れてもらえるかどうか、 とても不安でした。しかし、職員の方からのアドバイスにより、自分から子ども一人ひとりに自己紹介をする事で、 初日から子ども達とたくさんお話をする事が出来ました。 施設実習では多くのことを学びました。1つ目は、施設で生活をする子どもと職員の関わり方です。 職員の方は子ども達みんなに同じ対応をするのではなく、 子どもの性格や個性に応じて子ども一人ひとりに合わせた対応をしている事を学ぶ事が出来ました。 将来、教育者になった時、子どもの発達段階や性格に応じた対応はとても大切であると思います。 子どもと密に関わる事により、どのような対応をするべきか考え、柔軟に対応する事が出来る様な先生に私もなりたいです。 2つ目は、児童養護施設で生活する子どもと、施設で働く職員についてです。実習に来る前は、 児童養護施設で生活する子どもは、精神的な傷を負っているため、反抗的で暴力を振るう子どもがいると思っていました。 しかし、ガーデンロイでは、職員の方が子ども達の事を一番に考え、子どもの意見を取り入れ、 子どもと担当の職員が2人で過ごす時間を大切にしているため、素直で優しい子どもが多く、 私が実習前に抱いていた児童養護施設へのイメージが大きく変わりました。 また、職員の方は、24時間365日子どもと生活しているので、とても細かい子どもの活動や出来事についても、 職員全員が情報を共有出来る様に引き継ぎをしている事が分かりました。 児童養護施設の職員は、小学校の教員や幼稚園教諭、保育士とは違い、子ども達と1日の生活を共にするため、 子ども達の将来に大きく関わる存在である事を実感しました。 今回の実習を通して、児童養護施設の職員は、子どもの成長を身近で感じる事の出来る喜びと共に、 子どもの将来を考え、対応する責任や、個性に応じた柔軟な対応をする難しさがある事が分かりました。 将来、小学校の教員、幼稚園教諭、保育士の中から、実習を通して自分に合った職業を見つけていこうと考えていましたが、 今回の実習で、児童養護施設で働く事も視野に入れるようになりました。 ガーデンロイで実習をする事が出来て本当に良かったです。夢の実現に向けて、 これからも大学の勉強に励んでいくつもりです。 職員の方々には実習中の温かいお言葉や丁寧なご指導をして下さった事、とても感謝しています。 本当にありがとうございました。 末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。 敬具 |