平成23年7月5日~7月9日 活動場所:陸前高田市 【松本知佳】


ボランティア内容

5日…車中
6日…1時頃からがれきの撤去
7日…9時から15時頃まで上記同様
8日…9時から12時まで上記同様
9日…車中

私は7月5日から9日まで岩手県の陸前高田市に震災ボランティアに行ってきました。

5日の19:30頃に東大阪市を出発し現地に向かいました。
6日のお昼頃現地に着き、バスの窓から見えたものはテレビで見ているものよりも悲惨なものでした。震災から4カ月も過ぎているのに海には民家の屋根が2つ浮かんでおり、いたるところにがれきの山、車の山がありました。

私たちが任された現場の田んぼには屋根や倒壊した民家、電柱までもが流れ着いていました。活動は9時ごろから15時ごろまでで、休憩をはさみながらひたすらがれきの撤去作業でした。木くずやごみがたくさん落ちている中、洋服やお茶碗、布団、靴などがたくさん出てきました。その中でも心が痛んだのは子どものおもちゃやぬいぐるみ、学生の体操服、部活動のユニフォームやボールなどでした。見つけた時は心の中で「このおもちゃを使って遊んでいた子どもは無事だったのかな。」と考えてしまいました。

そして次の日のお昼休憩の時間、数名だけたまたま現地の方とお会いし当時の話を聞かせていただきました。陸前高田市は海に囲まれている為、右にも左にも海があるそうです。それは私たちが活動しているところからでも確認できました。
当時、地震がおさまり慌てて外に出ると目の前の海には真っ黒の大きな津波がすぐそこまで来ていたそうです。そして近くの高台に逃げると次は後ろの海からもっと大きい真っ黒の津波が押し寄せてきており、津波は人や町をのみ込みながら私たちが活動している田んぼで津波と津波がすごい衝撃でぶつかったそうです。
その話してくださった方は「生きている心地がしない」とおっしゃっておられました。

私たちは被災地をテレビでしか見る機会がなくなかなか現地の方の声を聞くことがありません。最近ではテレビで見ることも少なくなりました。被災地はまだまだ悲惨な状態で復興にはかなりの時間が必要だと思います。このボランティアで終わられてしまうのではなく、必要なことは継続だと感じました。今後も機会があれば参加したいと思います。

被災地が少しでも早く復興することを心から願っています。

今回このようなボランティアに参加させていただき施設長、職員の方々ありがとうございました。