平成23年6月28日~7月2日 活動場所:宮城県大曲町 【渡邊千夏】


ボランティア内容

28日 車中
29日 9時~15時 道路溝の泥出し
30日 9時30分~15時 上記同様
1日  9時30分~13時 道路溝泥出し・保育園庭掃除
2日  車中

今回私は6月28日(火)~7月2日(土)までの5日間宮城県東松島市大曲という場所で活動を行いました。

活動場所に着くとそこには大きな船が横たわり、コンクリートの塀が倒れ、広い平地には至る所に数え切れないほどの生活物品が散乱したままでした。
町の人たちが住む家の形は残ったままでしたが、窓ガラスが割れていたり、家の中は浸水の影響で、まだ元のように住むには難しい状態のままの家庭もたくさんありました。
また、被害の大きな立ち入り禁止区域の場所の近くをバスで通っていただけたのですが、震災が起きてからテレビを通して見てきた気持ち以上に現実を目の当たりにして、被災地の方々の図り知れない苦労や悲しみを思うと言葉にならない気持ちが込みあがってきました。

3日間の活動は側溝の泥出し作業でした。
初めは、瓦礫の撤去作業など大変な作業を想像していたので、こんなに楽な作業でいいのかなと正直思いましたが、同じボランティアセンターに来ていた他府県のボランティアの方たちも皆泥出しの作業を行っており、こんな小さな作業でもたくさんの人たちがそれぞれに活動することで、少しずつでも着実に町の復興に向かっているのかなと感じました。また活動中に、地域の人達が「ごくろうさまです」とたくさん声をかけて下さったり、お茶を用意して下さったりとボランティアの私たちに心配りをしていただくこともありました。
最終日に行った大曲保育所では園児と先生方がお礼として作って下さった黎を頂きました。子どもたちからも「ボランティアさんありがとう!!」と元気いっぱいの声を届けていただき、こちらがぬくもりや元気をもらったように思います。

まだまだ復興の目途が立たない中で私たちに出来ることは、その場限りではなく、今後も確かな情報の中で、様々な支援を続けていくことだと思います。
私自身もこのボランティア活動で感じたことを忘れることなく、人の伝えていくこと、現地に行けなくても自分に出来ることを続けていきたいなと思います。